ほうれい線を消すための美容整形の種類は?

たるみなどが原因の深いほうれい線はエイジングケア化粧品では改善することができません。だから、深いほうれい線を消したい場合、美容整形を受けることが選択肢になります。そこで、今回は、ほうれい線を消すための美容整形についてご紹介します。

ほうれい線治療の美容整形の施術の種類

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入し、皮膚を持ち上げることでほうれい線を目立たなくします。1回の施術時間は10分程度で、施術直後から効果を実感できます。

高周波治療は、皮膚の真皮層に高周波と呼ばれる熱エネルギーを与え、軽度の火傷を起こさせ、皮膚が新しい皮膚細胞を再生する力を活用して、たるみの改善を促すことでほうれい線を目立たなくします。施術時間は照射に30分程度が目安です。キメ細かな肌を同時に手に入れることができることや施術直後から効果を実感できることがメリットです。

フェイスリフトは、たるみとなっている余分な皮膚を除去し、皮膚やゆるんだ筋肉をひっぱりあげる外科的な手術です。脂肪が邪魔な場合は、脂肪吸引を行うこともあります。切開するのは耳の周辺など目立ちにくい箇所なので、手術跡は髪などで隠すことができます。手術時間は5時間程度です。

スレッドリフトは、こめかみから片頬あたりに3〜4本突起のある医療用の細い糸を注射で挿入し、内側から皮膚のたるみを引き上げる施術です。引き上げるだけでなく、皮下組織に刺激を与えて、加齢によって減少したコラーゲン、エラスチンの生成を促して増やす効果もあります。施術時間は1時間程度が目安で、2週間後くらいからハリや弾力の改善が実感できるようになります。

痛みやダウンタイム、効果持続期間の違い

ヒアルロン酸注射は、注射に伴う多少の痛みはありますが、麻酔クリームなどを使用するためほぼ痛みを感じることはありません。ダウンタイムはほとんどありません。効果持続期間は個人差や使用するヒアルロン酸の種類によっても異なりますが、基本的に効果は数ヶ月〜1年くらい続きます。注入したヒアルロン酸は、徐々に体内に吸収されることが特徴です。

高周波治療は、施術時は熱や痛みを感じることがあります。麻酔は、各クリニックによって使用するかどうか方針が違います。施術した後は腫れを感じることがあるため、数分間冷やします。効果持続期間は半年~1年程度です。

フェイスリフトは、手術中に麻酔がきいているので痛みを感じることはありません。術後の痛みに関しては、痛み止めの飲み薬や座薬が処方され、1週間程度はやや強めの腫れが生じることがあります。なお、手術後4日程度は、皮膚の下に血液が溜まることを防ぐために、頬全体をテーピングとガードルで圧迫する必要があります。ガードルは2週間程度つけている必要がありますが、テーピングをはがした後なら仕事中など一時的に外すことが可能です。効果持続期間は1回の手術で10年程度です。

スレッドリフトは、施術時は麻酔クリームや神経ブロック注射を行うためほとんど痛みはありません。術後の痛み、腫れ、内出血は残る場合もありますが、基本的に数日~2週間くらいで自然に消えます。なお、痛みが気になる時は痛み止めなどの処方があります。効果持続期間は1~2年です。

まとめ

ほうれい線の美容整形にはいくつか種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。そのため、事前にウェブなどで情報収集したり、実際にカウンセリングで医師に相談したりして、自分に合った施術を選びましょう。